Breath by Breath
高速応答性能を持つARCO-2000N質量分析装置と高いリニアリティーを有する換気量センサーにより、信頼性の高いBreath by Breath (ブレスバイブレス) 計測を行うことができます。
O2, CO2はもちろんのこと、He, Ne, C2H2, 13CO2/12CO2など様々なガスを同時計測可能な高い拡張性を持つシステムとなります。
シンプルで見やすい計測・解析画面、運動負荷装置、再呼吸制御装置、ガス添加装置など豊富な周辺機器をご用意しております。
高圧、低圧、閉鎖環境、カロリーチャンバー等の特殊環境にも対応するシステムコーディネーションも承ります。
Breath by Breath モニターシステム
基本となるBreath by Breathモニターシステムは、ARCO-2000N質量分析装置、換気量センサー、マスクアセンブリ、PC&ソフトウエアー、校正ガスから構成されます。
ソフトウエアーはシンプルで使いやすく、測定データトレンドグラフ、呼吸気パターンモニターなど、マルチウィンドウで見やすい計測画面に設計されています。
運動負荷装置制御機能、アナログ出力インターフェースなど便利なオプションが用意されており、様々な研究領域での応用が可能です。
Rebreathing Method
Rebreathing Controller [ARCO-2000-REB]をオプションすることにより、CO2、C2H2再呼吸法による心拍出量、肺血流量測定が可能になります。
呼吸代謝測定を行いながらの同時測定が可能で、呼吸・循環・代謝機能情報を多角的に得ることができます。
同時に肺容量(RV, FRC)などの情報の取得も行なえます。
Hood Method
フード換気装置 とフード をオプションすることにより、被験者にマスクを装着することなくフード法で被験者のエネルギー代謝諸量を計測することができます。
フードには、臥位用、座位用を用意しております。
フードには、臥位用、座位用を用意しております。
安静時から睡眠時まで、被験者に侵襲を与えることなく測定が可能です。
特殊環境
高圧・低圧環境、高酸素・低酸素環境、閉鎖環境下など、特殊な環境条件下における計測システムを組むことも可能です。
海上自衛隊潜水医学実験隊では日本で唯一深度400m(41気圧)相当の深海における潜水訓練シミュレーターがあり、この環境で活動するダイバーのエネルギー収支・呼吸機能計測のためのシステムを導入しております。
ヒューマンカロリーチャンバーシステム
2000年度、本邦初のヒューマンカロリーチャンバーシステムが国立健康・栄養研究所に設置されました。
当社では、本システムのエネルギー代謝分析システム部門を設計・製作致しました。
大小2つのチャンバーを二つの分析システムで交互分析するという、他に例のないシステムとなります。
弊社の生体ガス分析に関わる質量分析技術とシステム設計ノウハウを活かし信頼性を追求した高性能システムです。